2018年5月19日に放送された『世界一受けたい授業』ではホントは怖い!?童謡に隠された秘密でした。
元うたのおにいさんの横山だいすけさんと岡崎女子大学の上田信道先生が歌を交えて紹介してくれました
今回の童謡にはどんな怖く悲しい話が隠されているのか
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童謡の秘密
可愛らしく子供も大好きな童謡ですが
この童謡には隠された怖い話や悲しい話が隠されていることがあります
前回の放送では
あかい靴や
てるてる坊主などの裏話を紹介してくれました
その記事はこちら↓
しょうじょう寺の狸囃子
しょじょじのたぬきばやし!
しょじょじではなく”しょうじょうじ”なんですね~
この歌の作詞は「赤い靴」を書いた野口雨情
作曲は「てるてる坊主」を手がけた中山晋平
証誠寺(しょうじょうじ) というモデルとなった寺は実在していて
千葉県木更津市にあります
その名も 證誠寺(しょうじょうじ)
裏話
昔この寺に三味線を奏でる歌が好きな和尚さんがいたのですが
ある夜 眠ろうとしていた和尚さんに
楽しそうなお囃子が聞こえてきました
庭を見てみると 大小100匹を超える狸が
腹包みをたたきながら歌っていました
和尚さんは我慢出来ず
狸の中に参加し お囃子合戦を繰り返していたのですが
4日目の夜 事件が起きてしまいます
いつもは聞こえていたお囃子が聞こえません
次の日の朝、和尚が庭を調べてみると
親狸の1匹が腹を叩きすぎ
腹の皮が破けて死んでいるのを発見してしまってのでした
♪歌詞
しょうしょう しょうじょうじ しょうじょうじの庭は
つ つ月夜だ みんなでてこいこいこい
おいらのともだちゃ ぽんぽこぽんのぽん
まけるな まけるな おしょうさんにまけるな
こい こい こい こい こい こい
みんなでてこいこいこい
しょうしょう しょうじょうじのはぎは
つ つ 月夜に 花ざかり
おいらのともだちゃ ぽんぽこぽんのぽん
シャボン玉
これは有名ではないでしょうか
知ってました・・・
作詞家は野口雨情
また、野口さんだ・・・
闇を抱えすぎですね
裏話
発表したのは大正11年
当時は医学の進歩も遅く
子供の死亡率は現在の82倍だったそうです
作詞家の野口雨情さんの家庭も例外ではなく
最初の子供(女の子)は生後8日で亡くなってます
再婚後、授かった女の子は2歳で他界
その後生まれた男の子は1歳でこの世を去ってます
そんな子供の命を シャボン玉が割れるという歌詞に例えたのが
この童謡です
♪歌詞
シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで 壊れて消えた
シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 ふくな シャボン玉とばそ
肩たたき
1923年に発表された童謡”肩たたき”
作詞したのは作詞家の西条八十(さいじょうやそ)
裏話
実家は代々続いたお金持ちの西条八十
ところが大正3年に八十の兄が
家から金品を持ち出し
芸者と失踪してしまったのです
兄を恨んではみた物の何も出来ず
八十が家計をささえることに
しかし生活は苦しい
さらに母親が緑内障を患い失明
苦労をした母親の髪に白髪を見つけた八十が
母親に懺悔の気持ちで作った肩たたき
さらに不幸はつづき
八十の次女が4歳で急死
その娘は八十の肩たたきを歌うのが大好きだったのだそうです
♪歌詞
母さん お肩をたたきましょう
たんとんたんとん たんとんとん
母さん 白髪がありますね
たんとんたんとん たんとんとん
お縁側には 日がいっぱい
たんとんたんとん たんとんとん
真っ赤なけしが笑ってる
たんとんたんとん たんとんとん
母さんそんなに良い気持ち
たんとんたんとん たんとんとん
童謡
童謡が世に出たのは
丁度100年前
最初は曲だけで 歌詞はなかったのだそうですが
楽しく歌うために 歌詞をつけられるようになったのだそうです
まとめ
今回紹介された童謡は輪をかけてツライ内容だったような気がします
童謡を作られた時代が、そんな時代だったのもありますよね
しかし しょうじょうじの狸囃子のぽんぽこぽんのぽんっていう歌詞の
最後のぽんが狸のお腹に穴が開いてしまった音にしか聞こえなくなってしまいました
うむむ
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