親がとってしまう間違った行動で子供の脳を変形させてしまう危険があると『世界一受けたい授業』で放送していました
夫婦喧嘩が招く子供への影響
子供に対しての間違った子育て・行動・言葉とは
マルトリートメントとは
マル=悪い
トリートメント=扱い
という意味の言葉で不適切な養育のこと
子供に対しての心無い言葉や暴力、育児放棄など子供を傷つける行動のことを”マルトリートメント”と言います
最新の研究で分かったことで子供に極度のストレスを与えてしまうと、そのストレスとなることから逃れるために子供の脳は自ら変形してしまう可能性が
脳を変形させてしまうことで
成長してから
・鬱病になる
・視覚野に影響がでる
・聴覚野に影響がでる
そんな危険があるのですって
これは気をつけなくては・・・
夫婦喧嘩が招く危険
激しい夫婦喧嘩を頻繁に見てしまう子供の脳は自分の父や母の争いを見たくないと感じ、脳の視覚野の一部である〈舌状回〉が正常な大きさから6%も縮小!
このようなことで子供の語彙力や理解力に弊害が
知らずにやっているマルトリートメント
知らず知らずのうちにやってしまっているけれど、実は危険な行動とは
過干渉
自己管理が出来る年齢になっているにも関わらず、親が行きすぎた管理をしてしまうことによって子供は「信用されていない」と感じてしまうことになります
そうすると危険や恐怖心を感じる脳の〈扁桃体〉という部分が変形してしまうのだとか
扁桃体が変形してしまうことで、いつもビクビクした大人になってしまう危険があります
そうならないためにも心配になっても少し我慢
本当に子供のためになるのかを考えてから声をかけるようにしましょう
長時間のスマホ
忙しいときや静かにさせたい時など、スマホやタブレットは便利ですね
3歳児の47.5%
9歳児の89.9%が
スマホなどでインターネットを使用している現代
長時間のインターネット使用は親とのコミュニケーションをとる時間が減ってしまうこととなるので要注意です
感情をコントロールする脳の〈脳梁〉が縮小してしまう恐れが!
脳梁が縮小してしまうと、成長してから集団行動が出来なくなってしまう危険があります
裸でウロウロ
お風呂上がりにに注意です
父親などが裸でウロウロすることを子供が嫌がっていたりすると、これ以上見たくないという気持ちが働き視覚を司る〈視覚野〉が変形
視覚野が変形してしまうと記憶力や認識能力が低下する危険があります
しっかりコミュニケーションをとり、子供が嫌がっているなと感じたら必ず脱衣所などで着衣をするようにしましょう
他の人と比べる
兄弟や他の子供と比較して叱ったりすることで子供のプライドが傷つき、結果として脳にダメージを受けることに
プライドを傷つけてしまうと、喜びや快楽を感じる脳の〈線条体〉が働かなくなる危険があります
線条体が働きにくくなると成長してから
・アルコール依存
・薬物中毒
などに陥る危険が!
誰かと比較するのではなく、自分自身と向き合うようにすることが大事です
感情にまかせた暴言
体への暴力より言葉の暴力の方が脳へのダメージが大きいとのこと
暴言を聞いてしまった子供は、聴覚を司る〈聴覚野〉が肥大してしまうのだとか
耳は健康で問題はないのに、音が聞こえなくなる心因性難聴を煩ったケースもあります
しかし、どうしても叱らなくてはならないことが子育てしているときにはあるでしょう
その時は60秒以内で叱るように心がけましょう
60秒を超えて叱っているときは感情に任せていることが多いので注意です
変形してしまった脳は
一度変形してしまうと脳は元に戻らないのか?
というと、そうではありません
成長過程の子供の脳は、とても柔らかく回復能力も高いのです
柔らかいから変形もしやすいのかも知れませんね
変形してしまった脳を回復させるためには、どうすればよいのでしょうか?
親子関係をよくする言葉
親子関係を回復することを心がけましょう
回復に必要なのは 言葉 です
例えばとして例を番組で紹介していました
洗濯物を畳むというお手伝いをしてくれた子供に対して、親がかける言葉一つで親子関係の回復に繋がるのです
洗濯物を畳む手伝いをしてくれた子供に対して
「助かったよ」
たったこれだけです
そう感謝を伝えることで、子供は役に立ったと感じ脳に良い影響を与えてくれるます
脳を良い方向へもっていくために
例えば子供が「綺麗なお花の絵を描いたよ」
そんな風に言ってきた場合
親は「綺麗なお花の絵を描いたんだね」
と子供が言ったことを優しくしっかり繰り返してあげることが大切です
そうすると子供は親が自分の話を理解してくれていると感じ、積極的にコミュニケーションを取るようになります
親からの理解を感じ、積極的にコミュニケーションを取れるようになると、脳の最高司令部〈前頭前野〉が正常化するという研究結果も
教えてくれた先生
今回のマルトリートメントについて解説しておられたのは福井大学の教授 友田明美先生
1500人の脳を、ハーバード大学と共同研究でMRIを使い調査されたそう
今、話題の本『子供の脳を傷つける親たち』の著者でもあります
まとめ
あまり神経質になりすぎるのも良くないと思いましたが、叱り方などは気をつけなくてはと思わされる部分がありました。
ついつい子供の話は聞き流しがちだったりするのですが、反省ですね