2017年11月5日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』は、プロがスゴイと思った映画音楽でした
邦画の音楽でプロがスゴイと思ったのは、どの映画音楽だったのでしょう
洋画部門のスゴイ曲↓
アニメの音楽も
邦画ではどの曲が紹介されたのかというと
ドラえもん のび太と竜の騎士(’87)
長編ドラえもんシリーズ第8弾となる作品で
地底人が支配する世界を舞台としており
展開がシリアスで異色とされた作品です
スゴイポイントは
ダークな曲調が多く、普段のドラえもんの雰囲気とは違う
マルサの女(’87)
国税局査察部を舞台とした映画です
「マルサの女」
作曲:本多俊之
スゴイポイントは
印象的なフレーズとサウンド構成が凄くキャッチー
監督の伊丹十三もマッチしすぎとコメントしたとか
君の名は。(’16)
「前前前世」
PADWIMPS
映画とは関係なくエンディング曲をアーティストが歌うことが多かったが
最近は映画音楽全般をアーティストが作るというのがトレンドとなっているのだそうで
ポイントとなるシーンをMV(ミュージックビデオ)のように見せるという演出が話題となるなど
アーティスト起用の映画で最も成功した作品といえる
戦場のメリークリスマス(’83)
「戦場のメリークリスマス」
作曲:坂本龍一
スゴイポイントは
26(ニロ)抜きの音階で出来ている音楽で
東洋風ではあるが音色に西洋感があるので
独特の国籍感が魅力となっている
26(ニロ)抜き音階とは
基準となる音から2番目と6番目を抜いた音階
ドを基準とした場合
レ と ラを抜いた
ド ミ ファ ソ シ
で弾くと和風になるのです
47(ヨナ)抜き音階とは
基準となる音から4番目と7番目の音を抜いた音階
ドを基準とした場合
ファ と シ を抜いた
ド レ ミ ソ ラ で構成すると
琴のような感じに
西洋的なコード
G♭M7
A♭7
B♭m7
Fm/A♭
という和音は西洋的
戦場のメリークリスマスは
西洋的な左手の伴奏に
東洋的なメロディーを乗せることで独特の雰囲気を作り出しているのです
https://www.youtube.com/watch?v=T1cQBP0Vzx8
この世界の片隅に(’16)
第2次世界大戦中の日本を舞台としたアニメ
「たんぽぽ」
コトリンゴ
独特な歌声とオーケストレーションが
悲しみと希望を少しずつ感じさせている
シン・ゴジラ(’16)
庵野監督の作品
別の作品の音楽が多様されていることも話題に
「ゴジラ復活す」
キングコング対ゴジラ/再上陸
「宇宙大戦争マーチ」
映画宇宙大戦争(’59)より
「EM20_Godzilla/再始動」
エヴァンゲリオンシリーズより
スゴイポイントは
エヴァの劇中音楽を使ったことで
エヴァファンを上手に取り込むことに成功している
音楽Pが語る裏話
シン・ゴジラの音楽プロデューサー北原さんが裏話を語っておられました
庵野監督がどうしても
過去のゴジラのテーマ曲を使用したいと使いたい
あの曲はゴジラの鳴き声にも等しいく欠かせなかったのだそうです
カバーでは、あの雰囲気が出なかったので
新録では無く旧音を使用することに
エヴァのテーマは
イメージとして出していたと思っていたら
そのまま使いたいという監督の意向があったのだそうです
まとめ
邦画はアニメが多かった!
さすが日本映画という感じですが、音楽が映像を支え
映像が音楽を支えている
それが凄く伝わりました
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