2018年1月14日に放送された『初耳学』ではランキングのカラクリを紹介!
林先生がオススメのランキングとは
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ランキングのからくり
2018年1月8日のCNEMAランキング通信
(興行通信社調べ)による
国内 歴代映画興行収集ランキングは
1位 千と千尋の神隠し 2001年
2位 タイタニック 1997年
3位 アナと雪の女王 2014年
4位 君の名は。 2016年
5位 ハリー・ポッターと賢者の石 2001年
6位 ハウルの動く城 2004年
7位 もののけ姫 1997年
8位 踊る大捜査線THE MOVIE2 2003年
9位 ハリー・ポッターと秘密の部屋 2002年
10位 アバター 2009年
ですが
これには1993年よりも昔の作品は
ランキングに入らないのだそうです
理由は
映画の入場料金が
1994年以降から1800円になってしまったため!
1993年までは1500円など今より安く
過去作はランキングでは不利に!
たとえば
E.T. はヒットした映画ですが
上映されたのが1982年です
ランキング10以下をみると
11位 崖の上のポニョ 2008年
12位 ラスト・サムライ 2003年
13位 E.T. 1982年
と13位にランクイン
ランキングが雑誌などにのる場合
10位までなので目に見えないですよね
しかし、入場料が安かったのにもかかわらず
13位に入るE.T.って動員数は凄かったんでしょうね~
予備校講師である林先生が題材とするランキングは
大学のことに関してです
人気ランキング
公表されている大学人気ランキング
これを見て大学を選んで良いのか?
人気ランキング
いわゆる志願者数ランキングですが
これにもカラクリが!
2017年
私立大学志願者ランキング
1位 近畿大学
2位 法政大学
3位 早稲田大学
4位 明治大学
5位 日本大学
6位 東洋大学
7位 立命館大学
8位 関西大学
9位 千葉工業大学
10位 中央大学
(大学通信調べ)
志願者が殺到している大学だから
人気がある!
そう思われそうですが
このランキングを信じ切るのはどうだろう
という集計の穴が
集計方法
最近は1回の試験で
複数の学部を受験できる大学が増えているのだそうです
最近の私立大学の受験は
日程が複数あることが多く
大学によっては
複数の日程を受験可としている場合があるそうです
○○大学の受験日程に
A日程とB日程、さらにC日程とあった場合
1人が3日程受験することができ
その場合、志願者は1人とカウントされるのではなく
3人とカウントされるのだとか
ですので志願者ランキングを
そのまま人気の大学と考えてしまうことに
疑問が残ると林先生はおっしゃっていました
どのランキングを見るべき?
林先生が毎年注視しているランキングの一つに
高被引用論文数の分析によるランキング
というのがあるそうです
高被引用論文って?
科学分野全体の研究分野を22に大まかにわけ
それぞれの分野で被引用数が上位1%の論文が
定義として高被引用論文(Highly Cited Papers)となります
大学の先生などが発表した論文を引用し
世界中の学者が研究
さらに、その研究を元にさらに学者が研究
ということが起きるのですが
その引用された数が世界の上位1%に入る卓越した論文が
高被引用論文と言うことなのだそうです
高被引用論文数ランキングは
その1%に入った
すなわち凄い論文をいくつ発表したか
が分かるランキングということのようですね
高被引用論文数の分析によるランキング
1位 東京大学
2位 京都大学
3位 大阪大学
4位 東北大学
5位 名古屋大学
6位 九州大学
7位 東京工業大学
8位 筑波大学
9位 北海道大学
10位 岡山大学/広島大学
先にも書いたとおり
22の各分野でのランキングも発表されてますので
特化したい勉強があれば
その分野でランキングをチェックし
大学選びの参考になりそうですね
Clarivate Analytics
高被引用論文の引用によるランキングは
こちらから↓分野別ものってます
まとめ
この高被引用論文のランキングは
科学分野のランキングですから
ねらう学部によっては他のランキングを探した方がいいのでしょうが
ランキングがどのように集計されているのかを気にした方が良いということなのでしょうね
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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